連なる丘々の中、山岳地域の子どもたちにとって、学校への道のりはいまだに多くの試練に満ちています。
2つ、3つの丘を越え、急で滑りやすい坂道を上り下りしながらも、小さな足は止まることなく一歩一歩進み、学校の話をするときにはその瞳がいっそう輝きます。
新しい学年の始まりが静かに訪れました。
肩には使い古されたリュック。秋が過ぎれば冬が来る。小さな足は、底のすり減ったサンダルや、時には裸足で毎日学校へ通います。
それでも、子どもたちの笑顔は初めての登校日のようにまぶしく輝いています。
今年もDTSベトナムの「ティエップスック・トイ・チュオン(Tiếp Sức Tới Trường)愛のバス」が出発し、
ランソン省チーラン郡ヴァンアン村の幼稚園に、心のこもった温かい贈り物を届けました。
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靴・サンダル:300足
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幼稚園用リュック:131個
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舞踊衣装:10着
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月餅およびお菓子:200個
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5歳児向け学用品セット:56セット

ヴァンアンの子どもたちが、自分の好きなプレゼントを選び、かわいい靴を履いてみたり、
テレビでしか見たことのないキャラクターの描かれた新しいリュックを背負って笑顔を見せてくれる姿は、私たちにとって何よりの喜びでした。
そして、少し早い中秋節を迎えたように、子どもたちが愛情のこもった甘い月餅を味わう姿に、心が温かくなりました。


この旅が実現したのは、200名を超えるDTSベトナム社員、
そしてハノイ・ハイズオン・ハイフォンの5つの幼稚園、Jobo Wagashiベーカリー、および多くの支援者の皆さまのご協力のおかげです。
DTSベトナムと共に、小さくても温かい贈り物を届けてくださったすべての皆さまに心より感謝申し上げます。
皆さまのおかげで、子どもたちの登校の一歩一歩がより力強く、そして学校での毎日がより輝くものになりました。
ヴァンアン幼稚園の子どもたちの笑い声と手を振る姿に見送られながら、私たちは新たな約束を胸にしました。
――また会いに来ます。
これからも助け合い、分かち合いながら、「文字を学ぶ旅」が希望と愛に満ちたものであり続けるように。




